ちいさなプリンセス ソフィア ~そこにあるアドラー~
もうかれこれ1年以上まえですが、日曜日の朝7時30分(関東地方)ではじまったディズニーのCGアニメーション「ちいさなプリンセス ソフィア」。
どうみてもオイラが子どもの頃、田んぼで見たウシガエルのオタマジャクシのような顔のソフィアですが、愛らしいです。
我が家にはこのアニメーションをまじめに見ることのできる年齢層の人間がいないにもかかわらず、最年少の長女にいたっては現在小学六年生なのに、なぜかビデオに録画して毎週欠かさず見ています。
このアニメーションの凄いところは、エレナもそうですが、毎回必ず新曲が織り込まれている事。ミュージカル映画も真っ青です。ほとんどどうでもいい曲なのですが、中には秀逸な曲もあって、1週間あたまから離れないものもありました。
4月からアバローのエレナに変わってちょっとがっかりしていたのもつかの間、再び戻って来たソフィアに大喜び。いったい誰が喜んでいるのか?オイラ?
さて、ひょんなことからプリンセスになったソフィアですが、毎回いろいろな問題に遭遇します。自分の問題、友達の問題、家族の問題、国の問題、エトセトラ、エトセトラ。
でも、ソフィアがちょっとした勇気を出すことによって解決していきます。
決してソフィアは特別な存在ではありません。
魔法が使えるわけでもなく、絶大な権力があるわけでもない。ペンダントをつけることで動物とおしゃべりはできますけど。
そんな彼女ができることは「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」という、今流行のアドラーの考え方を実践することです。
ソフィアは自分が一応プリンセスだけど、それほど力はなく、一人では何もできない人間だということを理解しています。
そんな自分だけど「好きだ」とソフィアは自己受容しています。
ときどきソフィアは他者を懐疑的(優越的に、とっきには劣等的)に見つめる時があります。そんな時は必ず問題が発生し、懐疑心が問題の原因であることに気づきます。
そして徹底して他者を信頼します。
その後にソフィアはその他者に見返りのないギブを与えます。テイクを全く考えない完全なギブ&ギブを実行して他者に貢献します。
なんか、一話一話の内容は小学校低学年の女の子に合わせているはずなのに、その内容を深く考えると、そこら中に「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」がちりばめられているのに気づくでしょう。
ソフィアはきっとアドレリアンなのでしょう。。。か?
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