« 2014年7月 | トップページ | 2014年11月 »

2014年8月の1件の記事

2014年8月21日 (木)

メリンダとおそろしの森 ~邦題が悪い!~

最近金欠なので(過去10年間ずーっと金欠なのですが…)、なんと今回はこの映画を、小学校の図書館から借りてきました。

勿論私ではなく、長女が。

以外にも、DVD&BDのいいもので、ついつい最近買ったBDで見ました。

2012年公開作品なのにいままで一度も見なかったというと違います。

1回レンタルで自宅で見たのですが、こともあろうに私は爆睡。

奥様だけしっかり最後まで見ていました。

ので、最初と最後の部分しかわからない。

いつぞやの張り切って「はなかっぱ」の映画を観に行ったはいいが、爆睡してしまった、そんな後悔の念がよみがえり。

さて、ピクサー作品にも関わらずなかなか手が出せなかった理由はひとえに邦題。

「メリンダとおそろしの森」

なんだかちょっと嫌な響きですね。

私の嫌いなジブリ作品

「ハウルの動く城」

「崖の上のポニョ」

「仮ぐらしのアリエッティ」

なんか似ている響き。みんな「の」がついているからかな?

「メリンダとおそろしの森」の原題は「Brave(勇敢な、勇ましい)」ですから、ぜんぜん意味が違いますよね。

明らかにブエナがジブリの題を押し付けたような感じ。

まあ、確かにこの映画、「Brave」だけじゃわかりずらいけど、なにも「ジブリ風」の邦題にしなくてもいいんじゃないの…

なんてちょっと怒ってたので、観る気が覚めてしまったのです。

日本人がなんでもジブリっぽい邦題をつければ見ると思ったら大間違いだぞ!

そう1億うん千万人の1が叫んでおります。

さてお話の内容は、やっぱりピクサーだけのことはあります。

ちゃんとエンターテイメントしつつも親子「愛」を表現しています。

確かに、今までのピクサー作品とは違った雰囲気で、キャラクターはしっかりとした人間。

カール爺さん、インクレディブルにはそれなりの世界観がありましたが、この映画もスコットランドという舞台で物語が繰り広げられます。

「別にピクサーじゃなくても、ディズニーでも作れたCG作品」のような感じです。

なにかピクサーらしさを見つけようとしたのですが、最近のラプンツエルといい、アナと雪の女王といい、CGの品質は老舗のピクサーと遜色がなくなってしまって、ピクサーの立場としては難しいところですね。

だからピクサーでしかできない、カーズの世界の「プレーンズ」や「モンスターズ・インク」の続編(過去編?)の「モンスターズ・ユニバーシティ」を作り始めたのかもしれませんね。

そのうち、トイストーリー4が出ちゃったり…あればっかりは、あそこで「おしまい」がいいですね。

今回の映画ですが、「おそろしの森」といわれるぐらいですので、若干今までの雰囲気とは違います。

全体的に暗い(映像が)雰囲気で何となく大人向けを意識した映画のような気がします。

母親と娘の確執。いつの時代にもありますが、肝はそこにあると思います。

そして、いかにして親と子が思い合うか、愛し合うかが主訴であって、その壁を乗り越えるために、母親は魔女のケーキによってクマになってしまう。

2日間にクマから人間にもどらなければ、母親は永遠にクマになってしまう。

どうするメリンダ!?

といったちょっとハラハラする所もあります。

オイラが一番凄いと思ったのは、クマになった母親が人間の入ったクマと野生のクマにコロコロ入れ替わるシーンですね。

ピクサーの人は散々頭を絞ったんじゃないでしょうか?

目の色の変化はわかりますけど、クマ全体の雰囲気が完全に違うのです。

この表現の仕方をクリアするために、何百時間もクマを見続けたんじゃないでしょうか。

ここが手を抜かない、ピクサーの凄いところかもしれませんね。

ネタ晴らしにもなりませんが、もちろん母親は人間に戻りますが、同じケーキを食べた3つ後の弟たちはどうやって人間に戻ったのか?まだわかりません。

時間が経てばもとに戻るのなら、メリンダの努力は必要なかったし、タペストリーをかけなければクマから人間にもどれないのであれば、どうやって3兄弟は人間に戻れたのでしょう?

まあ、深いことは気にしないことにしましょう。

一度見ても損は絶対しない、いい映画ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年11月 »