コン・エアー ~あんまりフェラーリでてこないな~
1997年製作。
主役は、オイラが好きな俳優のうちの一人、ニコラス・ケイジ。
さてどんなお話なんでしょう。
あらすじ
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元海兵隊のキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、妊娠中の妻トリシアに絡んできた酔っ払いから守ろうとして、身についた鉄拳が炸裂、人を1人殺してしまった。殺人罪で服役中に娘が誕生、早く娘に会いたい一心で、彼は獄中生活を耐え忍んだ。
8年の歳月が流れ、模範囚として晴れて仮釈放となったポーは、連邦保安局の囚人空輸機〈コン・エアー〉に乗り込む。そこには、冷酷な知能犯サイラスほか、全米刑罰史上最も凶悪な囚人たちの一団が乗せられていた。
カーソン飛行場で6人が降ろされ、新たに10人が乗せられることになっていた。この10人の中には大物麻薬密売人の息子シンディーノもいた。離陸後、サイラスの知的作戦で<コン・エアー>は凶悪犯たちに制圧されてしてしまい、カーソン飛行場では、彼らの次なる目的はシンディーノを父親に送り届け、莫大な礼金を手に入れることであった。
カーソンの飛行場では予定どおり6人の囚人を降ろさねばならない。ポーにとって、この悪夢を終わらせる絶好のチャンスだったが、長年の同房仲間で、重い糖尿病を患っているベビー・オーの注射器が、暴動騒ぎで割れてしまい、彼に死が迫っており、さらに、機内には唯一の女性警護官ビショップも人質となっていたため、ここで逃げ出すことをポー自身がゆるさなかった。
機はアラバマに向かうと見せ掛け、シンディーノのジェット機が待機するラーナー飛行場へと向かう。地上では異変に気づいた連邦保安官ラーキン (ジョン・キューザック:「シャドーメーカーズ」「2012」等出演)と、シムの同僚の麻薬捜査官マロイ(コーム・ミーニー「スタートレックネクストジェネレーション」の転送室主任、「スタートレックデープスペースナイン」 オブライエン役、役上奥さんが日本人)が追跡を開始。
搭乗する囚人たちのデータを調べていたラーキンは、なぜ自由の身であるポーがカーソン飛行場で降りなかったのか疑問を抱き、彼の妻トリシアと8歳になる娘ケイシーに会い、降りなかったポーの正義感を感じ取る。無線を通じてラーキンの存在を知ったポーは、機内貨物庫内でもみ合いになった末殺害した悪人を機外に捨てる際に、ラーキンに宛てた「機はラーナー飛行場に到着」とのメッセージを死体のシャツに書き機外に放出した。
警官から空から降ってきた死体の報告を受けたラーキンはマロイに連絡し、警察隊に出動を要請、ひと足先にラーナー飛行場に到着する。シンディーノの仲間によって、ラーナー飛行場の管制官はすでに殺害され、悪人に掌握された飛行場に<コン・エアー>が着陸。その際、無理な着陸のをしたため機体は傷つき、修復作業にかかりきりの囚人たちの隙を突いて、ポーは脱出の機会をうかがう。その際彼はラーキンと対峙するが、ベビー・オーやビショップを残しては行けないという。
一方サイラスは隠していたジェット機で、一人で逃げようとしたシンディーノを冷酷に処刑、囚人たちは追っての警官隊と戦闘、サイラスの作戦どおり警官隊に圧勝した。ポーが機内に戻ると、<コン・エアー>は離陸してしまう。連邦保安局の動きから機内に内通者がいると知ったサイラスは、ビショップの命と引き換えに裏切り者の自白を迫る。ポーを庇って自白したベビー・オーの体を、サイラスの銃弾が貫く。耐えに耐えた感情を爆発させたポーは、サイラス一味と戦いを繰り広げ夜のネオンきらめくラスベガスの大通りに不時着させるとサイラスと対決、見事始末する。
地上に降りた彼は、愛する妻子とようやく再会したとさ。
おしまい
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ちょっと長いあらすじですが、ほんとうはもっと複雑に人間関係等々から見合っております。
機内でサイラスと戦うポーの忍耐力と超人的なパワーがひしひしと、彼の人格をあらわしています。また同房の友や、女性警務官ビショップを置き去りにはできないかれの正義感。カッコイイです。
悪人もいろいろな悪人が出てきて気持ち悪いですが、それぞれ殺しがいのある悪人で、ポーにはもっとばったばったとやっつけて欲しかったですね。
さてポーことニコラス・ケイジといえばフェラーリですが、今回の映画ではほとんど登場しません。あえて言えばラスベガスのカジノの入り口に数台停まっていたかなって感じ。
あと、連邦保安官ラーキン役のジョン・キューザックはつい最近の映画「2012」の主役ででていましたね。あとちょっと昔の映画で「シャドーメーカー」という映画にも出ていました。この映画は、原子爆弾を作る実話を基に製作されています。彼は物理学者の役で、実験用原爆の作成中の事故で大量の放射線を浴びてしまい、最後には、人間とも思えないような姿になって死んでしまいますが、事故の瞬間放射線源があらわになったのを彼がふたをして封します。その際、周りにいた人間に動かないように指示して、立っている人間の足跡をチョーク書いていきます。「君は大丈夫、君も大丈夫」。放射能と距離を計算して、被曝量を計算します。「君も大丈夫だ。だけど僕は死ぬ」。この台詞が非常に印象的でしたね。なかなかレンタル屋でも見つからない映画ですので、「シャドー・メーカーズ」見つけた際はぜひみてくださいな。
あともう一人、ちょっとマニアなら喜ぶ役者さん出てましたね。そう、麻薬捜査官マロイ役のコーム・ミーニー。この映画の役どころではちょっと意地悪な捜査官ですが、「スタートレック・ネクスジェネレーション」や「スタートレック ディープスペースナイン」には欠かせないオブライエンの役をやっています。ネクストジェネレーションでは転送室主任ですのでそれほど目立ちませんけど、いないとさびしい存在ですね。
いや~~またまた長く書きすぎましたけど、この映画自体はオイラとしては、カッコいいニコラス・ケイジが見れたので満足な映画でしたね。展開も次から次ヘとドキドキさせますので、見る人は飽きませんね。アクション映画が好きな人にはぜひオススメです。
BRD(2010) DVD(2006)
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